■作品解説
トムクルーズ主演、渡辺謙、真田広之、小雪の助演と、
日米の豪華キャストによるサムライ映画である。
いわゆる日本らしいチャンバラ映画ではないものの
これまでのハリウッド映画における日本の描き方と一線を画すリアルな描写と
サムライ魂に対する敬意の感じられる作品だとして
世界のみならず日本でも非常に高い評価を受けている。
渡辺謙のアカデミー賞ノミネートの快挙のみならず
衣装や美術、音響など、技術でもノミネートを受けた。
惜しくも受賞は逃したが
日本にとっても、ハリウッドにとっても歴史的な作品となった。
本作は監督・製作・脚本の全てをエドワード・ズウィックが担当している。
エドワード・ズウィックは日本ではあまりなじみのない監督だが、
アカデミー賞など数々の受賞歴を誇る超大物である。
監督・製作・脚本のどの分野でも評価が高く、
格調高い歴史映画、骨太の戦争映画から感動作、ラブストーリーまで
どのジャンルでも大ヒット作を生み出している。
日本でも人気があった作品としては、
マーシャル・ロー(The Siege/1998)、
アイ・アム・サム(I am Sam/ 2001) 、
恋におちたシェイクスピア(Shakespeare in Love/1998)
をはじめとする数々のヒット作に関わっている。
ラストサムライ公式サイト:http://www.lastsamurai.jp/
■ストーリー
命をかけて戦った南北戦争が終わって数年、
世界には急速に実用主義と利己主義が広まり、近代化の波が押し寄せた。
ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)にとってそれは名誉の失墜であり、
それまでの生き方を否定されるかのような屈辱だった。
はるか遠く離れた地、日本も変わりつつあった。
天皇と国のために代々命を捧げてきたサムライ一族の長、勝元(渡辺謙)は
サムライの生き死にの拠り所としてきた価値観や規範が軽んじられ、
卑屈に欧米に屈するかのような国のあり方に流れることに大きな危惧を抱いていた。
そんな時、 日本の若き天皇(中村七之助)は、
日本市場で金儲けを目論むアメリカ人達の助言を受け入れ、
日本初の近代的軍隊を訓練する教官としてオールグレンを雇った。
侍を根絶させて外国貿易に積極的な近代国家を建設しようとする天皇の側近達と
信念と名誉をかけて闘うサムライたち。
オールグレンは、侍たちの生き方に思いがけなく大きく心を動かされる。
彼らの堅固な信念が、かつての自分の姿を思い出させるものだったのである。
そしてさまよえるアメリカ人戦士は、
最後に残った誇りと名誉だけに導かれて、
二つの時代と二つの世界の間の激しく勇壮な戦いに身を投じる。
滅びに向かうサムライたちの最後の闘いが始まる、、、。
■ スタッフ/キャストデータ
監督 :
エドワード・ズウィック
出演 :
トム・クルーズ(トム・クルーズ特集はこちら)
ティモシー・スポール
ビリー・コネリー
トニー・ゴールドウィン
渡辺謙
真田広之
原田眞人
小雪
|